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2026.03.17
Author
杉浦 雄之介
アドバイザー

平成レトロ!?「レトロ」の構造とインテリア ディープな世界観のジャンル
こんにちは!杉浦です!
レトロブームが起きて久しく、なかなか息の長い流行になりました。
ボンドロが全く売ってないなど話題性も多くあり、
このブームはなかなか収まりそうにないですね。
この数年のレトロブームの中で生まれた言葉と言えば
平成レトロ・平成女児
など平成がキーワードとなっています。
平成ってレトロなん!?とは思いましたが、レトロなんです笑
最近のブームは私のような平成初期生まれ組にとってブッ刺さるものばかりです。
・・・平成は新しい時代の象徴かと思っていましたよ笑
個人的にもこの平成レトロというカルチャーが好きですが、
「なんでこんな懐かしいものが?」と感じる方が多いと思います。
スマホの性能が毎年良くなる時代にFOMAやWINのパカパカデコ電とか、訳が分からなくなりますね。
(さすがに使用するのではなく、あくまで映像としてのガラケーとは思いますが)
とはいえ平成が流行っているのは間違いなく、否定ばっかりして心までおじさんになるわけには参りません!笑
流行りにはいくつか理由があると思いますが、今回はその流行りの正体を暴いていきましょう!

amazon商品ページ「」https://amzn.asia/d/0bQ51b8p
(この本やべーな・・・えっ?3万円!!?)
レトロ感の正体とは・・・レトロの構造
レトロ感とはずばり「新しさ」なんですよ!
・・・なにいってんの??
世の30代以上にとってのレトロって大正や昭和レトロのイメージじゃないでしょうか。
大正~昭和初期とか昭和中期~後期のイメージですね。
大正についてはもうクラシックと言っていい感じです。
昭和レトロは小物や家具・家電のイメージが強いです。
脚付きのアデリアグラスとか最高ですね。
私も昭和レトロのつながりでアンバーグラスを集めまくっています。
意外と1つあたりそこまでしないですし、集めるというよりは気づけば増えているの方が正しいですが笑
アデリア公式「アデリアレトロ」https://aderia.jp/series/aderiaretro/
実はこのような昭和レトロ商品について、個人的に「懐かしい」っていう感覚がないんですよね。
なんせ世代じゃないので、使ったことがないんです。
ですので、私にとって昭和レトロ商品って古いのに新しい刺激なんです。
非日常なものほど目を引き、際立つもので
そこに「いいな」って感じるわけなんですね。
これはインテリア的な意味合いとしても大きなポイントとなります。
身近にないもの、日常的じゃないものに目が持っていかれるんです。
一方、当時現役で使っていた方からするとそれらのアイテムは見慣れたもの。
日常に溢れるものに感性を揺さぶられるのはなかなか難しいものです。

BANUL「2025年もまだまだ続く?!昭和レトロブームについて販売店が解説!」
とはいえ広い世代で人気にならないと流行とはならないわけで、
ブームとなるものは若い世代だけでなく実際に経験している世代にも人気なわけです。
これについてはビジュアル、プロダクトの良さによって懐かしさだけではなく、
今でも十分通用するだけの力を持っているといえますね。
洋服でいうとエイプやアンダーカバーのような裏原系が2010年~2020年にリバイバルが起きました。
こういった流行はプロダクツの強さをひしひし感じますね・・・。
グリーンパークで行われた高校生たちが主催する夏フェスで、BAPEのTシャツを着て演奏する写真を見たときは驚いたものです。
また、BADBOYやタウカンのような当時の中高生のイメージがあるブランドまでリバイバルブームが起きています。
さすがにその辺は着れないなあ・・・笑
Chai Cross「写真で振り返る帯広夏フェスYouth Fes Tokachi~ステージ編」より
https://www.chai-cross.jp/articles/20b559b0-9dd9-44ba-b897-4116920b7268
(BAPEのTシャツめっちゃほしい・・・笑)
非日常をうまく利用して一歩先のインテリアを
シンプルで物足りないなと感じるインテリアを底上げしてくれるのが非日常なものです。
この令和の日常から抜け出すような平成の優れたプロダクトはまさに非日常です。
スパイスのようなアクセントに、あの頃を思い出しながら取り入れてみては?
平成レトロ インテリア で画像検索してみましょう
さて、平成レトロを落とし込んだインテリアを実際に見てみましょう。
ジャンルの成り立ち的に、物であふれているようなオタク部屋感のあるインテリアがよく合います。
その他にもギャル文化を意識したものや当時の子供の頃を思い起こされるようなものもいいですね。
Real Soundテック 「平成生まれの夢の部屋? 悶えるほど懐かしいモノで溢れた空間の主を直撃」
https://realsound.jp/tech/2024/07/post-1706053.html
ミュージアムのようなインテリア。
動画もありますので是非ご覧ください。
https://www.tbs.co.jp/NEO-heisei-retro-ten/
今っぽさの強い女児系インテリアです。
タウカンにiMacにピンキーのサル・・・笑
見れば見るほど懐かしいキャラクターが見つかるのがまたよいです。
https://www.spacemarket.com/spaces/gal_no_heya/
キツめのピンクにアニマル柄、きんちゃく型のショッパーとゴリゴリに当時が詰まっていますね。
中空のスペースをうまく利用して印象を一気に持って行ってくれます。
壁に飾っている雑誌は「egg」・・・もはや聖書ですね笑
平成レトロのインテリア、いかがでしたでしょうか?
普段と全く違うジャンルのインテリアを見ているとアイデアや気付きを感じることができます。
やはりテーマのあるインテリアは、見せ方で印象を引っ張ると思いの解像度が高くなります。
特にテレビよりも少し高く、照明器具よりも少し低いくらいの空白のエリアは
印象を引っ張るのにうってつけの場所だということが写真からも伝わります。
好みとはまた違うジャンルのインテリアも自分の住まいに活かしてしまいましょう!
↓↓以下は趣味や趣向の強い内容となりますのでそういうお話がお好きな方へ・・・↓↓
平成レトロとインターネット美学
平成レトロで画像検索してみましょう。
よいですねよいですね。
昭和の物とはまた違う形状や色使いが心を動かしてくれます。
その中で気になるカラーがあります。
ピンクと水色(あと間の色の紫)
この二色(+1)の割合がとても多いですね。
この色合いが古いものを新しいものへ更に進化させてくれます。
平成レトロを話題に出す上で欠かせない要素ですが、なぜこの色合いなのでしょうか?
ここにはインターネット美学が大きく関係しています。
様々なインターネット美学が新しさを生む。平成レトロへの影響
インターネット美学。聞いたことがありますでしょうか?
Internet aesthetic(インターネットエステティック)とも呼ばれ、独特の世界観や雰囲気をまとっています。
共通するのはネットの世界を中心にした概念という事。
2010年代に形成されたこの概念は平成レトロとの相性が抜群。
インターネット美学とは、インターネット元年とも呼ばれる95年から、年々人々に普及していき
「電車男」で有名な2ちゃんねるやブログブーム、FOMAによる携帯電話でのネットワーク通信など
インターネットが最先端で、刺激的で新しいものであった頃を懐かしむような美術のジャンルです。
数多くのジャンルがありますがその中でもとくに有名な(かつ、よくわからない)ジャンルがvaporwaveです。
amazon 新蒸気波 要点ガイド https://amzn.asia/d/03ECtRUF
80-90年代のお店で流れている音楽をコラージュして音楽を作り、画質の悪い古いCMの切り貼りでできている動画が流れる。
・・・そんな感じの音楽ジャンル。
不気味でよくわからない。蒸気のようにつかみどころのない。そんなジャンルです。
ただ、vaporwaveのアートワークが平成レトロのビジュアルに影響を与えているのは確か。
これはビジュアルとしてのvaporwaveの全盛と平成レトロの流行り初めが2010年代後半でかぶっているのが大きいです。
そして古いものをつなぎ合わせ、一つの世界観を作ることがレトロブームとの相性も良かったわけです。
平成女児ブームは大人の文化 様々なインターネット美学の集積地
子供たちに大流行のボンドロ。
しかし元をたどると大人の間でのブームが火をつけているわけです。
2025年新語・流行語大賞ノミネート語「平成女児」
平成の時代、悩みなんてなかったあの頃を思い出し、取り戻すようなトレンド。
その中の一つにあったシール交換という文化。膨らんだシールというかわいい、写真に映えるビジュアル。
平成女児ブームの代表的なビジュアル・商品となりました。
懐かしさを思い起こし子供の頃にできなかった大人買い、SNSによる自己顕示・欲求の解消。
デジタルネイティブな子供たちがネットで購買意欲を刺激され、純粋に交換を楽しむ。
上から下へ。2つの世代がまじりあった結果、品薄・転売という社会現象となりました。
このようにもともとは大人の中での流行が下の世代に降りてきたものだったわけです。
(明らかに投機目的の悪質な買い占め&高額転売のスクリーンショット つまらない人間が文化をつまらなくする)
平成女児ブーム・・・この流れの前には「ゆめかわいい」があります。
淡いパステルな色合いにメルヘンな雰囲気。カラーパレットもかなり近いものがあります。
ファッション方面のジャンルではありますがサブカルチャー味の強いジャンルです。
平成のあの頃のおもちゃなどともかなり親和性が高いため、ボンドロに繋がっていくわけですね。
画像で似た雰囲気を表現しているのがcutecoreでしょうか。
もう一つ、平成ブームと親和性高いのがblingeecore(ブリンギーコア)
blingeeを利用した写真加工のジャンルでありますが、この加工が当時のデコ文化でよく見た表現ばかり。
質の良くないgifアニメーションも当時のホームページ作成ブームを思い出させてくれます。
多く使われているアニメの女の子も2000年代~ごろのちょっと懐かしいかんじ。
日陰者だったオタクが電車男をきっかけに市民権を得はじめた転換期です。
今は割とアニメマンガ絵は当たり前になってきてるからこそ、今と昔が混ざり合ってこのようなビジュアルが生まれるのかもしれませんね。


平成レトロにvaporwaveにcutecore、blingeecoreといったインターネット文化が混ざり合って出来上がった平成女児ブーム
このようなネット美学を実物のインテリアで表現できたらいいな、といつも思います。
古着屋wegoのY2Kポップストアなんかもかなり参考になります。
このキラキラ加工をミラーボールで表現するのはすごく良いですね。
内容もMVも実にネット美学を感じるビジュアルが話題になったNEEDY GIRL OVERDOSE
そのポップアップイベントにて世界観をそのまま立体にしたスペースがあったようです。

テレビデオにiMac・・・
雑多ながらもまとめる力を感じます。
こういうインテリアを作るのにもとても憧れがあります。
インテリアを学んだ時代的にもシンプル・機能的なものを学んできたので、そのカウンターですかね笑
良いデザインを作るには幅広いデザインを学ぶことが重要です。
単純な引き出しだけでなく、多ジャンルから気づかされることもたくさんあります。
いいデザインはなぜよく見えるのか、デザインの歴史や説得力など様々な学びがデザイン力を上げてくれます。
モダニズムとは逆の位置にいるデザインも案外参考にできるものです。
十勝・帯広のリゾートのような癒しの新築・注文住宅の住宅会社。
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■施工エリア…十勝全域[帯広、音更、幕別、芽室、鹿追、中札内、広尾など]




