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2024.02.07
Author
杉浦 雄之介
アドバイザー
北欧インテリアのつくりかた。1
こんにちは!
北欧家具・雑貨好きの杉浦です!
皆様はどんなインテリアがお好きですか?
私たちエーアイホームズでは「ホテルライク」をコンセプトに基本設計を行っております。
もちろん皆様の趣向や解釈などがありますのでその夢や思いを叶える注文住宅をご提供させていただいてます。
ただ、私北欧インテリアも大好きなんです!
なので今回は北欧インテリアについて語っていきます!!!
目次
1 北欧インテリアとは
2 北欧インテリアのポイント
1 北欧インテリアとは
どんなもの?
北欧インテリアと聞くと、何を思い浮かべますか?穏やかな色合い、自然の素材、カラフルなデザインなど様々ですね。
北欧の家具やインテリアは、シンプルでありながら心地よい暖かさを持ち合わせており、世界中で愛され続けています。
その人気の秘密は、何世紀にもわたるデザインの伝統と革新の融合にあります。
北欧のデザイナーたちは、使う人のことを第一に考え、美しさだけでなく使いやすさをも追求してきました。
この哲学は、無駄を省きつつも、人々の生活を豊かにする道具や家具を生み出しています。
また、自然との調和を大切にする姿勢も北欧インテリアの魅力の一つです。
木材やウール、リネンなどの自然素材が多用されることで、室内に穏やかで温もりのある雰囲気をもたらします。
そして、その素材感を活かした色使いは、北欧の長い冬を明るく照らす光となるのです。
まとめると「使う人を第一に考えるデザイン」と「自然との調和」がキーポイントです。
では、なぜこのような特徴が生まれたのでしょうか?
これは「北欧」という地域・国自体が大きく関わっています。
とても寒い・・・でも高い「幸福度」
北欧地域は夏が10度前後、冬はマイナス10度以上になる地域もあるほどの寒い地域で、
一日中日が沈まない「白夜」、逆に一日中日が昇らない「極夜」もある地域です。
とても寒く外になかなか出られない・・・そこで家の中を快適にすること、そして家の中でも外を感じられるようにすること。
これによって幸福度を高めているんです。
著名なデザイナー
では、「使う人を第一に考えるデザイン」を作り上げる有名なデザイナーを紹介します。
ハンス・J・ウェグナー
「椅子の神様」
生涯500脚もの椅子をデザインした家具デザイナーです。
使う人に寄り添うという家具の本質を大切にした作品は、
柔らかで包まれるようなデザインです。
超有名北欧家具「Yチェア」のデザイナーです。
ウェグナーの特徴は流れるようなデザインとペーパーコード。
クッションのない木でできているのに体が包まれるような流線形デザインは
美しく、身体に寄り添うようデザインされています。
ペーパーコードは紙でできた糸のようなイメージ。
耐久性がとても高く、やわらかく体にフィットして夏は涼しく冬は暖かい。
後でまた出てきますが、北欧インテリアといえばウェグナーでとりあえずは間違いないです。
アルネ・ヤコブセン
家具デザイナーであり建築家。
家具単体ではなく空間をデザインするために家具をデザインする考え方は
近代建築の巨匠「ミース・ファン・デル・ローエ」に影響を受けています。
デザイナーとしては癖が強め。こだわりが強く、「オーフス市庁舎」の設計では近代建築らしいスクエアでオフィスビルのようなフォルムで
コンペを勝ち抜きましたが、伝統を重んじる当時としてはあまりにも奇抜で、せめて時計塔を設置するよう市民から要望が出ます。
それに対しヤコブセンは「カッコ悪い」として無視して工事を進め、反対運動が起きてしまいしぶしぶ時計塔をつけたとか。
とってつけたようなデザインで時計も低い位置についているあたりがヤコブセンの心情を表しているような気がしますね・・・。
デザインした家具も北欧家具としてはちょっと異彩。
「セブンチェア」やありんこチェアこと「アントチェア」など
薄い合板を使ったり金属の足を使ったりとイメージする北欧家具とはかけ離れたデザイン。
これはイームズ夫妻のデザインに影響を受けたからだとか。
北欧雑貨の礎を築いた偉人です。
ボーエ・モーエンセン
庶民に寄り添う家具をモットーとした家具デザイナー。
人物としては「仕事を奪うと生きていけなくなる」と妻に言われるほど自他共に認める仕事人間。
一方で酒好きの面もあり酒の失敗で刑務所に2か月入ることになりますが、刑務所の空間からインスピレーションを得てその場でアイデアをスケッチ。のちに老人ホームの家具としてヒットします。
ウェグナーとは同い年で大親友。若いころは同じアパートに住み協力し、競い合ったとか。
この二人どれだけ仕事するんですかね・・・。笑
景気が良くなり人々が贅沢を求めると、それに合わせシンプルなデザインの中にほんの少しの贅沢を入れたスパニッシュチェアをデザイン。
豪華すぎない、控えめな良さが特徴です。
ポール・ヘニングセン
断熱のため窓が小さく、日が落ちるのも早い北欧は家の中が暗くなりがち。
北欧インテリアにとって照明デザインはかなり重要なんです。
「近代照明の父」ポール・ヘニングセンがデザインする照明は誰もが見たことのあるようなデザイン。
PHシリーズの照明は本当にいろいろな場面で登場します。
実はかつて家具デザインも行っており。PHグランドピアノというものすごいデザインのピアノをデザインしています。
照明デザインとしては直接まぶしい光が目に入らないようにするデザイン。
対数螺旋を用いることで光の反射をコントロールし、均一にしたに光を届けられるようにしています。
その他にもアルヴァ・アアルトやポール・ケアホルムなど有名な人がたくさんいますが、このへんで・・・。
抑えておきたい有名インテリアデザイン
Yチェア
キングオブ北欧家具ともいえる北欧家具のアイコン的存在。
これを使えば北欧インテリアということが簡単に表現ができます。
木でできているのに座り心地もよく、疲れにくい椅子です。
世界で一番売れた椅子は伊達ではありません。
PHシリーズ
北欧インテリアといえばこの照明と言っていいと思います。
とりあえずYチェアを置いてPH5を吊るせば北欧インテリアになってしまうくらいに、
強烈なインパクトのある照明です。
拡散光が柔らかで温かい名作シリーズです。
テキスタイル
家の中で暮らす時間が長いので、ファブリックに触れる時間も長く、
気持ちが楽しくなるようなカラフルなデザインがたくさんあり、北欧雑貨の主役とも言えるデザイン。
最近だとmarimekkoや、リサ・ラーソン、almedahksあたりが有名ですね。
artek シエナ
縦線だけのシンプルなデザインなのに北欧感満載のシエナ柄はアアルトのデザイン。
一気に空間を北欧に仕上げてくれます。
finlayson CORONNA
これもどこかで見たことのあるデザイン。
シンプルながら力強さも感じるようなデザインが目を引きます。
北欧のデザインは心に残って離れないものが多く
次回はインテリアの実践編です。
十勝・帯広のリゾートのような癒しの新築・注文住宅の住宅会社。
こだわりのデザイン・住宅空間・照明効果・快適な断熱性能の家づくりで、家族の健康を守る、贅沢な住宅空間をご提供します。
エーアイホームズ【アレブデザイン】https://www.aih.jp/
■施工エリア…十勝全域[帯広、音更、幕別、芽室、鹿追、中札内、広尾など]