2023年1月末　道東唯一の百貨店「藤丸」が閉店しました。

創立はなんと1900年（明治33年）

120年以上の歴史を持ち、帯広の町のシンボルともいえるような存在でした。

2022年夏、藤丸のエスカレーターを下っていると前にどこかで見たような、身に覚えのある男性がエスカレーターに乗りました。

「誰だったかなあ・・・」などと考えながら店を後にすると数時間後、かちまいアプリに藤丸閉店の速報が。

その方は藤本社長でした。

あの時の驚きは忘れることはないでしょう。帯広の1つの歴史が終わり、新たな歴史がスタートした瞬間でした。

閉店した藤丸の事業を引き継いだのが帯広日産の「村松HD」とベンチャー企業「そら」。

地元資本による地域密着の営業を行う帯広日産と30代（2025年現在）の若手社長のそらが共に手を組み、

帯広の街中にぽっかりとあいた穴を埋めるべく走り出しています。

建物をそのまま残し再開する予定も、耐久性などの懸念もあり解体新築が決まり、

計画が二転三転しながらも着実に前進しています。

「オープンハウス」からの100億円規模の地方創生事業に対する寄付もあり、

2025年9月　いよいよ解体工事が始まり、新藤丸のプロジェクトがさらに大きく前進しました。

解体から新店舗の新築、開業まで完了する予定が2030年。その旧藤丸と新藤丸をつなぐ場所。

それが仮設商業施設「FUJIMARU PARK」です。

都市型の公開空地などで見られるようなデッキを利用してコンクリートの森の中に自然と人が集まり休憩をする空間づくり。

新たな場所ながらゲートやショップの書体が懐かしい気持ちも思い起こさせてくれます。

週末は毎週何らかのイベントも開かれており、人が集まるとてもにぎやかなスペースです。

気候の関係で11/9までの営業となります。

まだ行ったことのない方は行ってみては？？

藤丸パーク公式HP

https://fujimaru-park.com/